育児と仕事と…時々家事と。

長男13歳、長女10歳、次男6歳と主人の5人家族です。仕事に育児に追われる中での出来事や感じたことを綴っていきます。

とあるお客様がお独りになってから…その後

久し振りに

爽やかな5月の陽気でした。

 

 

先日の真夏のような暑さと違った

風が涼しく

爽やかな陽射しでした。

 

 

仕事も捗って

とても良い一日でした。

 

 

 

夕方

お客様のお宅に寄りました。

 

 

一軒のお宅では

子ども達にお土産だよと言って

大きなうまい棒の袋に

普通サイズのうまい棒が沢山入っているものを

頂きました。

 

 

 

そしてもう一軒は

あのご主人のところ。

http://sakiiro.hatenablog.com/entry/2018/02/22/234443

 

 

 

あれから

少しずつ奥様を亡くされた悲しみを

乗り越えようとしています。

 

しかし

病気が進んでしまい

ほとんど歩くことが出来なくなってしまいました。

 

 

思うようにならない体に

苛立ち、焦り、絶望感を感じてしまい

一時的にまた塞ぎ込んでいたご主人でした。

 

 

奥様のお墓に行けないことを

何よりも辛く感じておられたご主人。

 

 

仕事帰りに

ほとんど動かなくなってしまった足を引きずりながら

車に乗せ

お墓までご一緒すること数回。

 

 

日によって

「もう死んでしまいたい。」と嘆く日もあれば

「もう一度歩けるようになる!」と元気な笑顔を見せてくれる日もあり

 

心の葛藤と闘っておられるのだと

心底感じました。

 

 

今まで自由に動かせた足が

日に日に動かなくなるんです、

ご主人の焦りや苛立ちは測ることができません。

 

 

 

 

それでも

息子さんが一緒に暮らしてくれるようになり

暮らしもとても安心出来るものになりました。

 

訪問介護士さんやリハビリの先生などと相談をしながら

腕や上半身の筋力アップ

歩かなくてもできる脚の筋力トレーニングを続けることで

 

足が動かなくても

上半身を上手く使って

一時よりもかなりスムーズに移動できるようになりました。

 

 

 

「だらしなくて、頼りないアンタを置いて死ぬわけにいかない。」

と常々おっしゃっていた奥様。

 

 

大丈夫ですよ、奥様。

 

 

ご主人

出来ないのではなく

やろうと思えば出来るお方ですよ。

 

 

私の前では

優しい笑顔を見せてくれていた奥様。

 

 

ご主人にはその笑顔を向けることは

ほとんどなかったようです。

 

 

奥様と私は似ています。

 

 

素直になれないだけなんですよね。

 

 

私も主人を

信頼しているし

感謝していますが

 

 

言葉にすることはありません。

 

 

優しい笑顔を見せることもありません。

 

 

究極の照れ屋で

究極のあまのじゃくなんですね。

 

 

そう言うと

ケラケラと楽しげに笑う奥様の笑顔が浮かぶようです。