育児と仕事と…時々家事と。

長男13歳、長女10歳、次男6歳と主人の5人家族です。仕事に育児に追われる中での出来事や感じたことを綴っていきます。

とあるお客様宅でこの仕事の中での自分の在り方を考えさせられました

今日も冷え冷えとした1日でした。

 

 

冷蔵庫の中の方が

温かいのではと思える程

冷え冷えとしていました。

 

 

しばらくは

道路の雪もこのまま残ってしまいそうですね。

 

 

 

 

昨日

とあるお客様宅へお伺いさせて頂いたのですが

http://sakiiro.hatenablog.com/entry/2018/01/11/224209

 

 

お客様宅へ向かう途中の道で

ご主人とバッタリお会いしました。

 

 

「カミさん、もう危ないんだよ。会ってやってくれないかな。」

 

 

実は昨日は

早めに仕事を終わらせ

長男の二分の一成人式に行く日でした。

 

 

しかし

奥様のことが心配だったので

ご主人にこの後の予定を伝え

奥様にお会いすることにしました。

 

 

奥様は

何も食べていないのか

お顔が小さく小さくなってしまい

 

相当お辛いようで

目にタオルを掛けて横になっていました。

 

 

私が声を掛けると

無理をされておられるとは思いますが

少し話されたので

「明日また来ますので、お元気なお顔を見せて下さい。」

と言って昨日はお宅を後にしました。

 

 

今日も

早めにいつもの仕事を終わらせ

お客様宅へお伺いしました。

 

 

祈るような気持ちでした。

 

 

ご主人は私の顔を見ると

とても嬉しそうに

「ああ、来てくれたんだ。ありがとう。」と

笑顔を見せてくれました。

 

 

やはり

横になって目をつぶってしまい

相当お辛い様子で

奥様はそこにおられました。

 

 

「奥様、今日はどうですか?」

と声を掛けると

 

「ああ、アンタか。いやね、体中痛くて堪らないんだよ。」

とそれでも声はしっかりとしています。

 

 

「アンタが持って来てくれたヤツ、一本飲ませてよ。」

と奥様は言って

私は奥様の身体を起こして

自分の持って来た商品を飲ませて差し上げました。

 

 

 

(「アンタ、感じ良いから買ってやるよ。)」

奥様との最初の出会いを思い出しました。

 

 

「そう言って下さって

奥様がお客様第一号になったこと

私は忘れませんよ。」

とお伝えすると

 

 

ご夫婦とも

「そうだったんだ。」

と嬉しそうでした。

 

 

それから

かなり無理をされているとは思いますが

少しお元気そうに

いつものように他愛もないお話をしました。

 

 

そして

「どうだい?私の話は今日も為になったかい?」

と言った後に

「アンタとの付き合いもあとどれくらいになるだろうね。」

と少し寂しそうに呟きました。

 

 

「私が仕事を続ける間は、ずっと続きますよ。」

そう返すのがやっとでした。

 

 

この後

病院に行かれると言う奥様。

 

 

多分

この状態で自宅に戻られることは

難しいだろうと

今冷静に考えると思います。

 

 

だけど

「来週も来ますので、また楽しいお話をしましょう。」

と本気で私は言ったのです。

 

 

 

 

私は一体何をしたいのだろう。

そう思いました。

 

 

だけど

このご夫婦のお陰で

ハッキリと浮き彫りになった気持ちがあります。

 

 

私は商品を買ってもらうだけの販売員ではなく

 

ちゃんと人間対人間のお付き合いができる

 

お客様の生活の一部となれる

 

そんな存在でありたいんだと。

 

 

来週もお会いできるかな。